殿堂入りのイチロー氏、語り継がれる09年WBC韓国戦決勝打...韓国メディアも絶賛「我々も忘れられない」

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

    韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)が2025年1月22日、米国野球殿堂入りを果たしたイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター、51)の特集記事を公開し、イチロー氏の功績を称賛した。

  • 殿堂入りを果たしたイチロー氏(MLBインスタグラムより)
    殿堂入りを果たしたイチロー氏(MLBインスタグラムより)
  • 殿堂入りを果たしたイチロー氏(MLBインスタグラムより)

大リーグ1年目に首位打者、盗塁王、シーズンMVP

    大リーグで大きな功績を残した選手などが対象となるアメリカ野球殿堂入りが2025年1月21日に発表され、大リーグ通算3089安打を記録したイチロー氏が選出された。日本人選手の殿堂入りは初めて。

    愛知県出身のイチロー氏は、91年ドラフト会議でオリックスから4位で指名され入団。94年にレギュラーの座をつかむと、94年から00年まで7年連続で首位打者のタイトルを獲得した。

    00年オフにポスティングシステムを利用して大リーグのシアトル・マリナーズに移籍し、日本人野手初の大リーガーとなった。

    大リーグ1年目の01年シーズンは、157試合に出場して242安打、打率.350、56盗塁を記録。首位打者、盗塁王のタイトルを獲得し、シーズンMVPなど数々の賞を受賞した。

    野球人気の高い韓国では、各メディアがイチロー氏の偉業達成を報じた。

    「スポーツ朝鮮」は、「日本が選ぶ『イチロー最高の名場面』我々も忘れられないあの決勝打」とのタイトルで記事を展開した。

「殿堂入りは、ほっとしたという気持ちのほうが強かった」

    記事では、日本のメディアが行なったイチロー氏の「名場面」を選出するアンケートで、09年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の韓国との決勝戦が圧倒的に支持されたことを伝えた。

    決勝戦は、3-3の同点で9回を終えて延長戦に突入。延長10回表、2死2、3塁のチャンスに、イチロー氏がセンター前に2点タイムリーヒットを放った。日本は10回裏の韓国の攻撃をしっかり抑え、宿敵を破って世界一の称号を手に入れた。

    イチロー氏は同大会打撃が不調だった。打率は2割台と苦しみながらも、最後の最後で存在感を示した。

    「スポーツ朝鮮」は、09年WBCのイチロー氏の活躍を振り返り、「韓国ファンも決して忘れられない」とした。

    スポーツ紙などの報道によると、殿堂入りしたイチロー氏は、知らせを受けたときの心境について言及。「実際、電話がかかってきて報告を受けて、すごくうれしかった。『やった』というよりも、ほっとしたという気持ちのほうが強かった。おそらく喜びはこれから出てくるのではないか」などと語ったという。

姉妹サイト