即効性限られるため「ある程度息長くやっていくのが重要」
リテラシーの向上を通じて得られる効果について、
「私たち1人1人が偽・誤情報等への耐性を獲得できるだけではなく、アテンションさえ得られれば何をしても良いという考え方それ自体に懐疑的な視点が生まれ、自由や民主主義をより良いものにする新しいカルチャーが作られるのではないかと期待している」
と述べた。
具体的な活動としては、(1)官民の取組を集約したウェブサイトの開設(2)多様な企業・団体によるセミナーやシンポジウム開催、普及啓発教材の作成(3)各種広告媒体を活用した国民向け広報活動、の3つを予定している。
総務省情報流通振興課の吉田弘毅企画官によると、プロジェクトは複数年にわたって行われる予定で、
「漢方薬で治すのと一緒で、当然即効性は限られてくる。ある程度息長くやっていくのが重要」
などと話した。
(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)