「そんなことまで言う権利があるんですかね?」
また、古舘さんはフジテレビのCM差し止め企業が75社になったことについて、「日本っていうのは右にならえでドミノ現象好きですね」と判断が一度に決まったわけではなく、大手企業に他の企業が倣ったことに対しても皮肉を口にした。
さらに世間で叫ばれている「フジテレビ解体論」については、「僕、おかしいと思うんですよ。本当に今回ものすごく傷つけられた人がいて、その人がフジテレビ解体論を言うなら分かりますよ。しかし、そうじゃなくて無関係な人たちがなんでそんなことまで言う権利があるんですかね?」と憤りをあらわにした。
古舘さんは「既得権者をぶっ叩こうっていう気持ちは分からないでもない」と世間の批判に対して独自の解釈を交えつつ、「でもぶっ叩こうという気持ちがあるから、イコール、フジテレビ解体だ! って喜び勇んで無関係な人間が言う必要はないと思ってるんですね」と異論を展開した。
また、「唯一フジテレビの構造の一端を解き明かして許されるのはホリエモンだけでしょ」と、かつてフジテレビを見据えてニッポン放送の買収に動き、その後、証券取引法違反容疑で逮捕され、実刑判決を受けた実業家の堀江貴文氏の名前を上げていた。