井上尚弥に挑戦のキム、勝利なら「タイソン対ダグラス」級の大番狂わせだが...海外メディア辛辣「夢はたちまち悪夢に」

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「キムの夢はたちまち悪夢に変わるだろう」

   「井上の完璧で屈強なフットワーク、正確なショットの選択、そしてパワーを前にすれば、キムの夢はたちまち悪夢に変わるだろう。キムが番狂わせを起こせば、タイソンVSダグラス戦の領域に突入することは間違いない。しかし、常に勤勉な井上が、かつてのアイアン・マイクのような愚行(調整不足)に手を染めることはないだろう」

   マイク・タイソン(米国)はヘビー級3団体統一王者だった1990年2月、東京ドームでジェームス・ダグラス(米国)を相手に防衛戦を行い、10回KOでプロ初黒星を喫した。

   無敵のヘビー級王者が、世界的に無名の挑戦者に敗れた事実は、「世紀の大番狂わせ」と世界中に報じられた。当時の米メディアの報道では、タイソンの怠慢による調整不足が指摘された。

   英ボクシング専門メディア「Boxing News」(ウェブ版)も、キムの劣勢を予想した。

   記事では「彼ら(キム陣営)の驚くべき自信は、井上の優れた攻撃レパートリーのどこかに、防御の弱点をいくつか見つけ出したことを示しているに違いない。そして、これほど短期間で28勝(25KO)無敗の井上と対戦するという大胆な決断も、ある程度の恐れ知らずから生まれたものかもしれない」と分析した。

   そして、こう続けた。

   「いずれにせよ、負傷したサム・グッドマンに代わって出場したキム・イェジョンは、世代を代表する才能とリングを共有することの意味をすぐに理解するだろう。キムは井上のような実力のかけらさえも持っていることをまだ証明できていない」

   「モンスター」井上の25年の初戦となるキム戦。注目のゴングは24日に鳴る。

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