元参院議員でタレントの水道橋博士さん(62)が2025年1月21日、元兵庫県議・竹内英明さんの死去を巡って虚偽情報を発信し、後に訂正した「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首について、「ネットで集団リンチを扇動して無垢な人をを死に至らしめた」(原文ママ)とXで批判した。
「完全に開き直っているだけなのです」
死去した竹内さんは、兵庫県・斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発した文書を調査する百条委員会の委員を務めていた。立花氏は1月20日、「兵庫県警御免なさい。竹内元県議のタイホは私の間違いでした」などと題した動画をYouTubeに投稿。冒頭で、次のように発言している。
「警察の逮捕が近づいていて、それを苦に自ら命を立ったということについては間違いでございました。これについては訂正させていただきます。そして、謝罪をさせていただきます。大変失礼いたしました」
水道橋さんは1月20日、この動画のURLを紹介したX投稿を引用し、「皆さん。このノーカット版を見てください。唖然とします............。謝っていません」などと批判。「自分がデマを吐いて傷つけても扇動しても『政治家なら抗議しろ。自殺するほうが悪い。自分の行為は当然許される!!』と強弁し、完全に開き直っているだけなのです」。
水道橋さんは21日にも立花氏にXで言及。立花氏を嫌いだと話す水道橋さんは差別しているのではないかという趣旨の批判に対し、水道橋さんは「立花孝志さんを嫌い、あるいは逮捕すべきは、正論ではないでしょうか。何故、それがわからいのかわかりません」(原文ママ)と反論。
また別の投稿では、「立花孝志さんは、ネットで集団リンチを扇動して無垢な人をを死に至らしめた『恥の巨人』です」(原文ママ)などと批判している。
兵庫県警の村井紀之本部長は20日の県議会警察常任委員会の答弁で、立花氏が拡散していた、被疑者としての任意の事情聴取や逮捕の情報を否定し、「全くの事実無根であり、明白な虚偽がSNSで拡散されているのは極めて遺憾」などと述べていた。