今オフのFA市場で、意外な争奪戦が繰り広げられたのが中日から日本ハムに移籍した福谷浩司だった。
残留のぞむ中日、日本ハム、ヤクルトが参戦
昨年は8試合登板で3勝1敗、防御率3.72。ファームで過ごす期間が長かったが、オフに熟考の末にFA権を行使した。
残留を望んだ中日のほか、日本ハムとヤクルトが獲得レースに参戦した。昨年の推定年俸2000万円で金銭補償、人的補償が必要ないCランクだったが、実力が伴わなければ評価されない。
「近年は思うような活躍ができていないですが、福谷は総合力の高い投手です。1軍に定着できなかった理由は、突然崩れるので首脳陣が計算できない部分があった。メンタル面、技術面のどちらが要因なのか分かりませんが、獲得に乗り出した球団は復活できるという自信があったのでしょう。日本ハムは他球団から移籍して輝く選手が多い。福谷も大化けする可能性があります」(スポーツ紙デスク)