2025年はアメリカ・トランプ大統領就任にはじまって、ドジャース・大谷翔平選手の二刀流復活、大阪・関西万博、参議院選挙もしくは衆参W選挙、戦後80年と大きなイベントが目白押し。テレビのワイドショー・情報番組は大忙しとなりそうだが、いま人気のコメンテーターはだれなのか。
「FRIDAY」が報じたのが潜在視聴率ランキング。潜在視聴率とは、その出演者が番組に登場すると何%の視聴率が見込めるかという数字で、高いほど人気や信頼感があることになる。
潜在視聴率トップは?
トップは池上彰(ジャーナリスト)で、カズレーザー(お笑いタレント)が2位。以下、橋下徹(弁護士)、玉川徹(元テレビ朝日ディレクター)、アンミカ(モデル・タレント)と続く。
しかし、文春オンライン恒例の「信頼するキャスター&コメンテーター」では別の顔ぶれも登場する。2年前のランキングなのでちょっと古いのだが、コメンテーターだけをピックアップすると、玉川徹、金平茂紀(TBS特任キャスター)、池上彰、青木理(ジャーナリスト)、カズレーザーがランクインしている。
さらに、「Smart FLASH」では、八代英輝(弁護士)、橋下徹、長嶋一茂(スポーツ・プロデューサー)、池上彰、金子恵美(元衆議院議員)が「好きなコメンテーター」の上位5人だ。
報道の人気か、CMに使えるか?
みな同じようなテレビ番組を見ているのに、なぜこれほどのばらつきが出るのか。文春ランキングに報道系のコメンテーターが多いのは、アンケート対象の読者の年齢層が高く、硬派の情報番組を好む傾向が表れているのだろう。これに比べて、潜在視聴率は広告代理店やスポンサー企業がCMにだれを起用するかの資料として使われるので、カズレーザーやアンミカらエンタメ系も重視した調査になる。
それぞれの人気は、池上彰は冠番組も持つ強さ、玉川徹は「モーニングショー」だけの出演だが、全曜日レギュラーで、番組そのものがダントツの視聴率というのが大きい。橋下はフジテレビ系番組が中心で、保守系視聴者に支持されているようだ。
(シニアエディター 関口一喜)