「ドジャースが佐々木を酷使することはないと思う」
「(ドジャースが)酷使することはないと思う。ドジャースは、佐々木投手を取るときに、去年どれくらい日本で投げていたか分かっている。イニング数、試合数を。それを大幅に超えると、ケガのリスクが高くなるので、そういった使い方はしないと思う。試合数が多い分、イニング数が増えてくる。年間で、試合数、イニング数をある程度決めている中で調整していくと思う」
佐々木はマイナー契約ながらも、先発ローテーションの一角として期待されている。五十嵐氏は、過去に大リーグ入りした日本人投手の例を挙げ、佐々木の可能性に言及した。
「(ローテーションに)入ってくると思います。日本で結果を残した選手が、アメリカでも結果を残しているので、佐々木投手もそういったイメージで球団はローテーションに入れてくると思います。大谷選手は5月からの登板が決まっているので、(ブレイク)スネル選手、(タイラー)グラスノー選手、山本選手の次に佐々木投手が来るのではないかと予想している」
日本では5年間で64試合に登板して29勝15敗、防御率2.10を記録。24年シーズンは、シーズン途中で戦線離脱しながらも18試合に登板し、初めての2ケタ勝利となる10勝をマークした。
大リーグ1年目の佐々木は何勝できるのか。五十嵐氏は、次のように予想した。
「1年間、しっかりローテーションを守ってというよりは休ませながらなので、僕の予想では、25試合くらいかなと思っている。その中でいいところ15勝。かなりの覚悟をもって行っているので、佐々木投手が持っている真っすぐだったり、変化球を考えるとそれくらいいってくれるのではと思う」
大リーグは、日本プロ野球よりも年間試合数が多い。日本の143試合に対して、大リーグは162試合だ。大谷はロサンゼルス・エンゼルス時代の22年シーズンに、28試合登板した。佐々木の日本での最多登板は22年シーズンの20試合だけに、来シーズンの佐々木の起用法にも注目が集まる。