元モーニング娘。のメンバーで歌手・タレントの道重さゆみさんが2025年1月19日、自身のブログを通じて、25年夏をもって芸能活動を終了すると発表した。
「ステージから降りて、1人になると途端に、不安感や恐怖心が......」
道重さんは19日、「ご報告」と題したブログを公開し「私、道重さゆみは、今年の夏に開催予定のコンサートツアーをもって活動の全てを終了いたします」と伝えた。
芸能活動の終了にあたって、ファンに向けた思いを以下のように明かした。
「私は、ファンの皆さんのことが大好きです。楽しい事も悲しい事も、ファンの皆さんに話を聞いてもらおう! ファンの皆さんに会えるから頑張ろう! と、そんな風にして日々を生きてきました。ライブをしている時間が1番楽しいと思える瞬間で、その空間にいられる事が、ピンク一面の光景を見る事が、何よりも私の幸せな時間です」
一方で、「ここ数年は、ステージから降りて、1人になると途端に、不安感や恐怖心がなかなか頭から離れてくれず、日々、不安定な気持ちでした」という。
「安心したいと思っての行動が、結果、また不安に繋がってしまう事も分かっているのに、どうしても止まらず、敢えて自分から不安を探してしまっているような感覚にもなって、苦しい時間が続いています」
「一昨年末に『強迫性障害』と診断されて、正直ほっとした部分もありました」とするも、活動に制限のある状態が続いていることにもどかしさを感じていたという道重さん。
「今まで出来てた仕事の中に、もうできないかもしれないと思う事も増えてきました」といい、「そんな中で活動を続けていくのは、難しい、限界だな、と感じるように」なったという。
所属する会社とも相談の上で、活動の終了を決めたとした。
「この選択になってしまったこと、ごめんなさい」
道重さんが発表を行った19日は「私がこの世界に入って22年」という記念の日だったとし、改めてファンへの感謝を明かした。
「芸能生活22年、私のそばにはいつも、ファンの方がいてくれました。心から、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます」
その上で、ファンに向け「皆さんに会えなくなるのは寂しい、皆さんに寂しい思いをさせてしまう、それは休業を経験した私が1番分かっているはずなのに、この選択になってしまったこと、ごめんなさい」と謝罪した。
「勝手ではありますが、大好きなファンの皆さんとたくさん笑い、楽しく過ごしたいです。最後まで、どうか、宜しくお願い致します」と呼びかけた。
ファンへの感謝と謝罪をつづった道重さん。SNSでは、「正直、すっっごく寂しいけれど、さゆちゃんにはこれまでたくさんたくさん楽しくて幸せな時間を貰って、感謝の気持ちでいっぱいです! さゆちゃんが苦のない生活が1番、こうしてさゆちゃんの言葉で気持ちが聞けて安心しました ありがとう! 夏、めっちゃ楽しい思い出作ろうね」「さゆちゃんが丁寧に綴ってくれた言葉たち、しっかりと受け止めました 真っ直ぐに伝えてくれてありがとう 私たちファンの願いは、さゆちゃんの安寧な暮らしです! さゆちゃん大好きだよ」など、惜しみつつ道重さんの幸せを祈る声が相次いでいる。