出島から夢洲に続く400年の「日蘭のコラボレーション」 オランダ館が強調する「共創の礎」の意義【大阪・関西万博】

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出島での日蘭コラボレーションは「コモングラウンド」の精神を象徴

   日蘭の交流は、1600年にオランダ船のデ・リーフデ号が大分・臼杵沖に漂着したことで始まったとされ、万博が開催される2025年は「日蘭交流425年」にあたる。カウパース氏は、両国交流の歴史と万博の関係にも言及した。

   鎖国が続いていた江戸時代でも、オランダは長崎・出島を「西洋への唯一の窓口」として交易を許されていた。蘭学を通じて西洋の医療技術などが日本にもたらされたことを挙げながら、

「この出島という人工島での日蘭のコラボレーションは、オランダの『コモングラウンド』の精神をよく象徴している。出島という人工島でのコラボレーションから、(万博会場がある)夢洲という新たな人工島での万博というコラボレーションにつながっていることを感じられるのではないか」

などと話した。

(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)

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