「小港さん」ことフジ港社長、女子アナ接待「なかったと信じたい」 記者の質問に顔をしかめ、柔和な人柄が一転...

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フジテレビの体質がこれで変わるのかどうかは未知数

   ところで、会見を主導した港社長は、いったいどんな人物なのだろうか。

   これまでの報道などによると、早稲田大学第一文学部を卒業した後の1976年にフジテレビに入社した。社内では、主に制作畑を歩き、特にバラエティ番組のプロデュースに手腕を発揮した。人気お笑いコンビ「とんねるず」を発掘したのも港社長だとされ、「とんねるずのみなさんのおかげです」などの番組を手がけた。

   番組内では、自らも出演しており、とんねるずの木梨憲武さん(62)が「小港さん」と呼んでモノマネを披露したことで知られている。

   フジテレビの社長には22年10月に就任し、同じグループに当たるサンケイスポーツの同月9日付インタビュー記事によると、港社長は、「柔和な人柄が魅力」で、フランクなイメージだが、実は気配りの人だという。座右の銘は「軽く野放し」で、社員には「思いっきりやれよ」と野放ししていたといい、「自由にやらなければ面白いものはできない」との持論をぶっていた。

   ただ、社長就任直前には、その資質を疑問視するような報道も一部であった。週刊文春が、銀座の超高級クラブで働いていた30歳ほど下の女性との不倫旅行を14年に報じたことを再掲載し、上層部からかわいがられて抜擢されたが、社内の若返りが進んでいる中で会社が衰退すると批判が多い、と指摘していた。

   今回の会見では、港社長は、座右の銘の言葉のように、懇親会について、「親睦はあるが自由参加。そういうような、ほのぼのした会と僕は認識している。打ち上げやるよと言えば、来たい人が来る、というイメージ」などと説明したという。とはいえ、記者の質問に対し、第三者委員会が日弁連のガイドラインに基づくものかどうかも明らかにしなかったといい、本当にフジテレビの体質がこれで変わるのかどうかは未知数だ。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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