10代・20代の3割は「公衆電話のかけ方」知らない 使ってみると...「この電話壊れてる」「受話器の音が怖い」

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公衆電話の番号を押して「ディスプレイに何も表示されない」

   J‐CASTニュースBiz編集部は、調査をまとめたモバイル社会研究所の水野一成さん(防災・子ども・シニア調査担当)に話を聞いた。

――70代の私からすると、10代・20代で3割、30代で2割も公衆電話の利用方法を知らないということが驚きなのですが、理由は何でしょうか。やはりスマホの普及が一番大きいのでしょうか。

それと、そもそもの疑問ですが、「公衆電話の使い方を知らない」ということは、いったい何を知らないのか。(1)お金をどこに入れるかがわからないのか。(2)受話器をあげるのが先か、お金を入れるのが先か、で迷うのか。(3)番号のプッシュの仕方がわからないのか。(4)あるいは、すべての操作がわからないのか。そこを説明してください。

水野一成さん 若い方が特に利用方法を知らない割合が多いのは、携帯電話が普及したこと、それに伴い公衆電話の設置台数が減ったことで、若い方は公衆電話を利用したことがない・あるいは数回程度の利用、という結果となったと思われます。

それと、「使い方を知らない」ということの意味ですが、私も自分の小学生の子に、能登半島地震をきっかけで、公衆電話の使い方を教えました。最初、何も教えず使わせてみました。そうしたら「この電話壊れている」と言うのです。

「なぜ?」と聞くと、「電話番号押しても、ディスプレイに何も表示されない」(その公衆電話にはディスプレイがありました)と言われました。

確かに、スマホで電話をするときには、何かしらの情報がディスプレイに表示されるので、その感覚があったのかもしれません。

――なるほど。スマホを使い慣れた子どもには、こちらには想像もできない疑問が起こるわけですね。

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