お笑いタレントの「ねづっち」さんが2025年1月15日、得意とする「なぞかけ」をめぐる苦悩をXで明かした。
「出番の時に手を挙げて欲しかったです」
ねづっちさんは、観客らからお題を募り「整いました!」の掛け声でオチを披露する「即興なぞかけ」を得意とするお笑い芸人だ。ピン芸人として活動しているが、15年に解散した木曽さんちゅうさんとのお笑いコンビ「Wコロン」でも、ネタ中でたびたびなぞかけを披露し人気を博した。「整いました!」は、10年のユーキャン新語・流行語大賞でトップ10入りしたこともある。
ねづっちさんは15日、「先日東洋館で出番の後お客さんに『子供が謎かけして欲しいそうなのでお願いします』と言われ悩んだけどお子さんだからやりました。でもやりたくなかったです」と正直な胸の内を明かした。
ねづっちさんにとって「謎かけは仕事です」といい、「出番の時に手を挙げて欲しかったです。この境界線ってわからないものなのですかね? 最近多いので呟いてみました」としている。
投稿には、「プロのお仕事をリスペクトしないと、ですね」「プロに仕事以外で頼むのはちょっと想像できない。『子供だから』と親が容認するのもびっくり、お疲れ様です」など、共感と納得の声が相次いだ。
落語家も反応「一応 空気読んでやりますけど、嫌なものです」
落語家で落語芸術協会理事の桂竹丸さんは、ねづっちさんの投稿に「気持ち 分かりますよ! 芸人皆んな そう思います」と共感を示した。
「宴会で小噺やってくれ! 初対面の料理屋の大将がですよ、じゃあ貴方 マグロの刺身 無料にしてくれ! と言われてお金貰わないですか? 一応 空気読んでやりますけど、嫌なものです」
ねづっちさんは「師匠、ありがとうございます」としている。
一般ユーザーからのリプライにも反応している。
「子供が謎かけつくったので聞いてほしい、ならニコニコ聞いてくれそう」との声には、「めっちゃ笑顔で聞きます(^^) アドバイスもします」としたねづっちさん。
「包むのならまだしも、です」とのコメントには、「そんなこと言えないですからね。それに仕事以外でお金求めたくないですし」と複雑な思いをつづった。
かつてねづっちさんになぞかけを頼んだというユーザーからの反省のメッセージも寄せられた。
「自分も7~8年位前に本当に失礼ながら、出番終わりに謎かけを頼んだことがありました。その時に謎かけは仕事なのでと断られて、おっしゃる通りだと思いました。反省しております」
ねづっちさんは、「その時私は断ったんですね。すいません、この15年ずっとその葛藤があります。申し訳ありません」としている。
ねづっちさんはその後、多くのリプライが寄せられたことを受け「先ほどの呟きをして皆様の反応に対し自分の感覚に間違いがなかったと思ったのでそれで良かったと思ってます。明日からまた淡々と呟いていきます。ありがとうございました」と感謝をつづっている。
先日東洋館で出番の後お客さんに「子供が謎かけして欲しいそうなのでお願いします」と言われ悩んだけどお子さんだからやりました。でもやりたくなかったです。謎かけは仕事です。出番の時に手を挙げて欲しかったです。この境界線ってわからないものなのですかね?最近多いので呟いてみました。
— ねづっち (@nezutoshi) January 15, 2025