「管理職になってよかった」6割、「メンタルが壊れた」7割...喜び感じながら仕事をする方法は/マイナビ・瀧川さおりさん

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「優秀な人と仕事ができる」管理職だから得られる喜び探そう

――う~ん。わかりますね、その気持ち。

瀧川さおりさん 会社としてできることは、悩みを気軽に相談できる窓口の周知や、管理職研修などを通して、同じ階層のもの同士で交流の場を用意し、悩みを分かち合える場を作ること。それによって気持ちを吐き出し、ノウハウを共有し合い、「このような困りごとは、どのように解決していけばいいのか」と一つ一つに対してアクションが取りやすくなります。

昨今の管理職は「部下への寄り添い、コミュニケーション」など、気持ちのケアを求められる傾向があります。その管理職に対しても、同様のケアが必要なのではないでしょうか。

――最後に、悩みつつもやりがいを感じている管理職の人々と、これから管理職になる若手に熱いエールとアドバイスをお願いします。

瀧川さおりさん 調査では、ネガティブな部分だけではなく「優秀な人と仕事をすることが増え、日々の学びが多い」「一人ではできないことをチームで達成する喜びがある」「部下に頼ってもらえるのがうれしい」など、管理職にならなければ得られなかったものを得ているという声も多く見られました。また、給与アップ面では、管理職になることが一つの選択肢であることは、紛れもない事実です。

ひと口に管理職と言っても、会社によって待遇や役割がさまざまです。「今の会社では管理職は難しそう」という場合は、他の会社でキャリアアップしていくことを視野に入れるという選択肢もあるでしょう。

今は興味がなくても、今後キャリアを重ねていく中で、管理職を目指すという選択肢を検討してみてもいいかもしれません。私たちマイナビ転職は、みなさんが理想の生き方やキャリアに近づいていけるよう、さまざまな情報提供を通じて応援しています。

(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)



【プロフィール】
瀧川さおり(たきがわ・さおり)

新聞社、メーカーの企画部門などを経て、2004年にITサービス、翌年にオーガニック製品の会社設立に携わり、2社の役員を兼務。
マイナビ入社後は大手企業専属チームで中途採用や採用ブランディングなどを支援。サービス企画やtoB向けマーケティング企画部門を経て2021年にサイト運営部門に配属。
2024年より総合転職情報サイト『マイナビ転職』の編集長に就任。
マイナビ転職公式YouTubeチャンネルや企業向けオンラインセミナーなどで転職や中途採用市場に関する情報を配信中。

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