元世界王者・亀田和毅、「なんで認められるの?」井上尚弥の挑戦者に素朴な疑問 「世界ランクはWBOだけなのに」

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   プロボクシングの元世界2階級制覇王者・亀田和毅(33)が2025年1月15日までにユーチューブを更新し、24日に東京・有明アリーナで行われるスーパーバンタム級4団体王座防衛戦について、素朴な疑問を投げかけた。

  • 亀田和毅選手(本人インスタグラムより)
    亀田和毅選手(本人インスタグラムより)
  • 亀田和毅選手(本人インスタグラムより)

「4団体が認めたのは、どういうことなのかな?」

   世界タイトル戦は、4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)が、WBO同級11位キム・イェジョン(韓国、32)を相手に4団体の王座をかけて行う。

   この試合は当初、WBO・IBF同級1位サム・グッドマン(オーストラリア、26)が、指名挑戦者として井上と対戦する予定だった。ところが、グッドマンが24年12月と今年1月の2回にわたり左目上を負傷し、試合をキャンセル。これに伴い、キムが代役を務めることになった。

   世界バンタム級、スーパーバンタム級を制し、現在フェザー級で世界タイトル戦の機会をうかがう亀田。これまで8度の世界タイトル戦を経験してきた元王者は、今回の井上の防衛戦について、「(井上が)やる相手ではないわな。正直レベルは」と率直な感想を述べ、次のように疑問を投げかけた。

   「4団体のルールが分からないけど、この選手(キム)は1つ(の団体で)しか(世界ランキングに)入っていない。4団体が認めたのは、どういうことなのかな? この選手、他の(3団体の)ランキングに入っていない。『4団体認めるの?』ってなる。(グッドマンは)4団体すべて(世界ランキングに)入っている。それで、IBFの指名試合だった」

「ルールは知りたいな。こっちも動いているから」

   キムはWBO同級11位にランクインしているが、WBA、WBC、IBFの世界ランキングには入っていない。一方、対戦する予定だったグッドマンは、WBOとIBFで1位にランクされ、WBCは4位、WBAは6位に入っている。

   亀田はキムとグッドマンの相違に言及し、「この選手(キム)、IBF(の世界ランキング)にも入ってないから。これって、なんで認められるんだろうって思う。それだったらWBOだけの防衛戦になるんじゃないかなと思うけど、4団体全部が認めた。ルールが分からんな、ほんまに」とし、「どういうルールで認められてるのか知りたいな」と語った。

   かねてから、井上戦を熱望している亀田。フェザー級では、IBFで1位にランクされ、WBOとWBCでも世界ランキングに入っている。井上が将来的にフェザー級に階級を上げること踏まえてフェザー級に上げた亀田は、今後に向けて、こう語った。

   「ルールは知りたいな。こっちも動いているから。いろいろと。今後のこともありますから。ルールはちゃんと分かっておかないと。こういうときには、こういうルールがあると分かっておかないと」

   亀田は24年8月に行われたIBF世界フェザー級挑戦者決定戦に勝利し、王者アンジェロ・レオ(米国、30)への挑戦権を獲得。今春にも世界タイトル戦が実現する見通しだ。

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