「ひろゆき」こと実業家の西村博之さんの妻でウェブディレクターの西村ゆかさんが、2025年1月15日にXで、中居正広氏のトラブル報道をめぐり、米ファンドがフジテレビに対し第三者委員会の設置を要求したことに言及した。
米ファンド「大株主として、憤りを禁じ得ない事態」
中居氏をめぐっては、24年末から女性セブンや週刊文春で女性とのトラブルが報じられていた。報道によると、このトラブルにフジテレビ編成幹部のA氏が関わっているとされている。フジテレビは27日に公式サイトで、「当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません」とする声明を出している。
なお、中居氏は25年1月9日に公式サイトで、トラブルがあった事実を認めた。相手との示談は成立しており、それにより芸能活動が「⽀障なく続けられることになりました」とも伝えている。
15日に米ファンド「ダルトン・インベストメンツ」は公式サイトで、フジ・メディア・ホールディングスの株主である関連会社「ライジング・サン・マネジメント」が、フジ・メディア・ホールディングスの取締役会に対し中居氏の問題をめぐる第三者委員会の設置と信頼回復に向けた対応を要求する書簡を14日付けで送付したと発表。その文面も公開した。
発表された文面では、
「悲しいことに、中居正広氏をめぐる騒動に関連する貴社における最近の一連の出来事は、単なる芸能界全般の問題にとどまらず、特に、貴社のコーポレートガバナンスに深刻な欠陥があることを露呈しているものと考える。事実の報道おける一貫性の欠如、そして重要なのは透明性の欠如であり、その後の対応における許容しがたい欠点は、視聴者からの信頼を損なうだけでなく、株主価値の毀損に直結する重大な非難に値する」
「貴社株式の7%以上を所有する大株主の一人として、憤りを禁じ得ない(we are outraged!)」
と怒りをあらわにしている。
ライジング・サン・マネジメントは、「公正性と透明性の確保」「責任の明確化」「再発防止策の策定」「透明性と信頼の向上」の4つを理由に挙げ、第三者委員会の設置を要求。「事実関係の解明および改善策の提示を行うことを、株主および視聴者の一人として切に願っている」としている。
「外圧じゃなくこういう声あがるといいのに」
西村さんはXで、この第三者委員会設置の要求を報じたニュースをリポスト(引用)した。ライジング・サン・マネジメントが、フジテレビの企業ガバナンスの欠陥の露呈を指摘し、株主価値の毀損に直結する問題だと訴えている部分を引用し、
「憶測で個人を批判するより余程建設的だし、外圧じゃなくこういう声あがるといいのに」
と指摘した。
「この問題がエンターテイメント業界全般の問題であるだけでなく、フジの企業ガバナンスの深刻な欠陥を露呈している」と指摘。「視聴者の信頼を損なうだけでなく、株主価値の低下に直接つながる深刻な非難に値する」→憶測で個人を批判するより余程建設的だし、外圧じゃなくこういう声あがるといいのに https://t.co/L7pUNFX4iQ
— 西村ゆか (@uekky) January 15, 2025