茂木健一郎、日本の芸能界は「もったいない」 本人の肉声より「公式見解」出す傾向に持論

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   脳科学者の茂木健一郎氏が2025年1月14日、YouTubeチャンネルを更新。日本の芸能界は「もったいない」などと指摘し、アイドルなど芸能人の「生の声」をより発信すべきだと提言した。

  • 茂木健一郎氏のYouTubeチャンネルより
    茂木健一郎氏のYouTubeチャンネルより
  • 茂木健一郎氏のYouTubeチャンネルより

「スターは肉声を伝えてこそスターだと僕は思う」

   茂木氏は14日、「肉声をつたえてこそのスター」と題した動画を投稿。「時代とともにコミュニケーションの仕方が変わる」と言及しつつ、日本の芸能界の現状を「もったいない」と指摘した。

   現代では、XやInstagramなどを通じて「スターの肉声」を伝えることができる時代になっているとした上で、「そこで現れる人間性とか物の見方とか考え方に、我々は感動するんだと思うんです」と持論を展開。

   ビリー・アイリッシュなどの海外の著名人は「自分で自分の言葉で喋ってると思う」と評価する一方、日本の事務所は「タレントを守る」などの名目で、本人の肉声よりも公式見解を出す傾向があると分析する。

   また、海外のエージェントは本人が希望する仕事などを実現するために動くと説明。日本と海外における事務所の考え方は違うといった主旨の話をした後、この文化の差が日本のエンタメの課題だと提言した。

「日本人1人1人の生き方としても、もっと本音で生きていいと思うし。もっと自分が出ていいと思うし。そしたらまた日本って元気な国になっていくのかな」

   茂木氏は「スターは肉声を伝えてこそスターだと僕は思うんです」と強調。「自分の生身の姿を人々に伝えてこそスターだっていう時代に僕は来てる気がする」とした上で、最後にこう締めくくった。

「これを聞いてる皆さん1人1人も自分らしさを出せば、皆さんの周りのお友達の中では皆さんはスターになるかもしれない。そういう風に僕は日本の社会が変わっていったら素敵だなと思う次第でございます」
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