甲斐拓也はなぜ巨人を選択したのか 前ソフトバンク監督が語った「真相」...球団側は「残ってもらいたかった」

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「巨人に行ったことを支持するしかない」

   「ソフトバンクのキャッチャーは、谷川原(健太)、渡邉陸、海野(隆司)、嶺井(博希)らがいる。この辺で競争をさせることになるのではないですかね。選手は1軍の試合に出て、経験してどんどんうまくなる。2軍で王様でいても、1軍に行ったら補欠だったら意味がない。だから少々打てなくても、キャッチャーとしてピッチャーをリードできたらいいと思います」

   甲斐のFA移籍に関して、共演した野球解説者の池田親興氏(65)が持論を展開。池田氏はソフトバンクの前身であるダイエーホークスで投手として活躍し、現役引退後は解説者として活動している。

   池田氏は「甲斐は(試合に)全部出たい。海野は球団として伸ばしていかなくてはいけない。甲斐の力が落ちたからではなく、チームとして球団は先を見据えていく。そこに甲斐自身はちょっと不満というか、出たい気持ちがあったと思う。これは甲斐も分かっている。分かっているが、自分としては出たい気持ちもある」と語り、こう続けた。

   「FAを取った時に、(交渉の)相手は『こういう風にやってほしい』と。キャッチャーとして主力でやってほしいところがあれば、やっぱり心が揺れると思う。でもホークスに残るのが1番いいし、ありがたいと思うが、FAを取るというのはそういうこと。だから(巨人に)行ったことを支持するしかない」

   スポーツ紙の報道によると、甲斐は巨人の入団会見で、入団の決め手は「阿部(慎之助)監督」と明言し、「阿部監督の熱い言葉を聞き、阿部監督を胴上げするために頑張って行きますので、よろしくお願いします」と意気込みを語ったという。

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