ホリエモンこと実業家の堀江貴文さんが2025年1月14日に公式YouTubeチャンネルを更新し、中居正広さんの女性トラブル騒動に関連し、テレビ局にまん延する女性を利用した接待体質を批判した。
「テーブルの下に隠しカメラが何個も仕掛けられておりまして」
中居さんをめぐっては、24年末から女性セブンや週刊文春で女性トラブルが報じられ、25年に入ってから、テレビなどのレギュラー番組が次々と差し替えや放送休止になる事態に発展。9日には、中居さんが公式サイトで「トラブルがあったことは事実」と認めた。
堀江さんは「中居正広さんとテレビ局の件についてお話しします」と題した動画で、中居さんの騒動に言及。「性上納問題みたいな話とかプロデューサーがエロプロデューサーだった問題みたいなのがありますけど」とし、「僕は早い時期からフジテレビとワチャワチャやったりしているので、テレビ局から接待をされた記憶があまりなくて」と語った。しかし唯一、堀江さんが2006年に証券取引法(当時、現・金融商品取引法)違反で逮捕される直前に、その情報をつかんでいたとみられる日本テレビの社員だった人物から「うちの女子アナと合コンしましょうよ」と誘われ、「3人くらい来たかな。日本テレビの女子アナが」と振り返った。
この時、合コンが催されることをいぶかしみながらも「テレビによく出たりとかしてるんで、それで接待してくれてるのかな」と推察したという堀江さん。ところが「なんとテーブルの下に隠しカメラが何個も仕掛けられておりまして」といい、「女子アナの人はグルではなかったんだけど、そのディレクターはマジで僕の合コンでの言動みたいなものを一部始終録画して、テレビで僕が逮捕された後に流した」と明かした。
女性を「ツールとしてしか見てねぇんだろうな」
堀江さんは「テレビ局員はゲスいんだよな。色んな意味で。女子アナを使ってクライアントをたぶらかそうとか、タレントに接待しようとか。『そういうツールとしてしか見てねぇんだろうな、こいつらって』というふうにその事件を通じて思いました」と話していた。
加えて同じ時期には、別のテレビ局から「堀江番」の記者として容姿の良い女性記者複数人を付けられ、親し気に接してくる彼女たちに気を許して発言した内容を、逮捕後に全て流されたこともあったという。堀江さんは「テレビ局の人はすごく、特に幹部の人たちはゲスくて」といい、「女子アナとか美人女子記者みたいなのを使って、よくないことをたくさんやっていることだけは事実なんじゃないかなというふうに思いました。だから、不本意なことをやらされてメンヘラになったり、心に傷を負った人たちはたくさんいらっしゃるんじゃないかと思います」とまとめていた。
この二つのエピソードは、堀江氏がSNSなどで繰り返し言及してきた。中居さんの問題を機に、改めて業界の体質を指摘している。