お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品さんが2025年1月6日に公式YouTubeチャンネルを更新し、キックボクシングの大会に出場すると発表した元「雨上がり決死隊」でタレントの宮迫博之さんへ批判の声が寄せられていることについて私見を述べた。
「挑戦は応援したいとは正直思うな」
宮迫さんをめぐっては、24年8月に動画で共演した元放送作家・鈴木おさむさんから、再生数や金銭面で苦戦が続くYouTubeチャンネルの現状を打破するべく、応援してくれるファンを増やす目的で、大会を目指してキックボクシングに取り組んではどうかと提案されていた。その言葉を受けた宮迫さんは10月にトレーニングを開始し、2月11日に行われる大会に出場すると発表した。
今回の粗品さんの動画は、SNSで最近話題になったニュースについて、賛成と否定両方の立場から意見を述べる恒例企画「1人賛否」。その中で粗品さんは、かつて「舌戦」を繰り広げてきた宮迫さんのキックボクシング挑戦に言及。ネット上では応援のメッセージが寄せられる一方、「迷走し過ぎ」「行き当たりばったり感が最高に宮迫」など冷ややかな声が多数寄せられていると取り上げた。
粗品さんは「正直、叩かれ過ぎてて、宮迫くんが」とし、「挑戦は応援したいとは正直思うな」と率直な気持ちを明かした。
「いやそら、おもろいで? 宮迫くんが『キックボクシングやります』って。またなんか言い出したで、とかいう感じは正直めちゃくちゃおもろいし、どんだけ楽しませてくれんねんって思ってるよ」
そう指摘しながらも、「挑戦することはやっぱ応援したいな正直」と繰り返した。
「胃がんを乗り越えた人間史上、一番嫌われてもうてんなぁ」
そして粗品さんは、「エンタメとして盛り上がるしな」「牛宮城以来のワクワクがあるわけですから、これは宮迫さん頑張ってくださ~い」とエールを送った次の瞬間、決めゼリフの「ただぁ!」。「ていうか、今思ったらこの人、胃がんを乗り越えた人間史上一番嫌われてもうてんなぁ」と叫んだ。
宮迫さんは2012年に初期の胃がんの手術を成功させている。粗品さんは「一回落ち着いてくれ。この人病気乗り越えてんねんで?」と確認した上で、「がん乗り越えた身体で格闘技始めるって、かなり熱いストーリーのはずなんですけどね、本来。これはここまで叩かれる?」と疑問を呈した。
さらに、「ほんま嫌われ過ぎてて、逆いきたなるぐらい嫌われてんな」「あの俺でもついに擁護する側に回るぐらい、もう今やめちゃくちゃ言われてる。叩かれてる」と改めて同情。「もう叩かれ過ぎて、次は蹴られるんやな。キックやもんな(笑)」とキックボクシングにかけてオチをつけた。