「経営のプロ」コンサル会社、過去最多の倒産 調査担当者が明かす「勘違いコンサル」の実態

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「勘違いコンサル」で終わらぬためには...

――ずいぶん他業種から参入しているわけですね。今後、コンサル業界はどうなっていくでしょうか。また、企業でつちかったスキルや専門知識を生かし、独立してコンサルで身を立てようとする人へのアドバイスをお願いします。

櫻井浩樹さん 多様な分野を求める時代を迎え、コンサルの需要はますます重要になり、市場は広がると思います。その一方で、苛烈な生き残り競争がさらに進み、実績と特色を打ち出せないコンサル企業の淘汰が加速するでしょう。

コンサルタントは属人的な部分も強いですが、いかに自身がスキルを高め、同時に優秀な人材を確保し、顧客が望む価値以上の付加価値、アイデアを提供できるかを問われます。顧客に自身の価値を感じてもらい、長期間にわたり継続するクライアントの確保が必要になります。

コンサルには、知識や経験はもちろんですが、人間力も重要です。くれぐれもサラリーマン時代の経験や知識は、組織がバックにあったことを認識しないと、単なる「勘違いコンサル」で終わる可能性が高いでしょう。

(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)

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