ドラマの型が二分化
この視聴スタイルの多様化で、ドラマの二分化が進んでいる。リアルタイム視聴重視の中高年向けと、録画・TVer視聴を狙った若者向けである。メディアリサーチ会社のアナリストによると、「リアルタイム型」は1話完結の刑事もの、医者ものなど職業ドラマやミステリー、「録画・配信型」は恋愛ものや家族 と一緒に見にくい不倫もの、(元)アイドル主演ものが多いという。
25年冬のドラマでは、「119エマージェンシーコール」(フジテレビ系)、「御上先生」(TBS系)、「東京サラダボウル」(NHK)、「相棒」(テレビ朝日系)などがリアルタイム型。「僕のあざとい元カノ」(テレ朝系)、「アンサンブル」(日本テレビ系)、「財閥復讐」(テレビ東京系)、「日本一の最低男」(フジ系)などが録画・配信型ということだろうか。
それぞれの視聴率はどうなるか、注目である。
(シニアエディター 関口一喜)