立ちんぼで体売ってまでホストクラブに通う 日本社会の闇「ホス狂い」はなぜ誕生したのか

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キャストは仕事であり、客は遊び

   もちろん、太客の中には指名ホストに本気で恋をするタイプも多い。この手の人々は乙女心が暴走して、振り向いてもらうためになんとしてでもお金をかき集める。

   世間では「飲み屋の人間に恋をするなんて馬鹿げている」と非難されるけれど、「応援」が「恋愛」に変わってしまうのは致し方がない。

   なぜなら、水商売は自分自身が売り物。つまり自分のことを激しく好いてもらわねば大金を遣ってもらえないのだから、仕事の一環として「それっぽい」営業をかけるのは当たり前の話である。

   ただし、どこまでいってもキャストは仕事であり、客は遊び。そもそもの感覚にズレが生じるため、少女漫画のように甘い言葉をかけられたら心が動き、男と女ならば「ちょっとくらいはイケるかも」と多くの客が勘違いしてしまう。お酒が入っていれば、なおのことだ。

   はなから100%割り切れる人は夜遊びに深くハマらないので、店で恋に落ちるタイプは男女問わず、お金という力で相手を振り向かせたがる。冷静な目で見たら歪んだ愛情表現なのだろうけど、夜の街では札束=愛が暗黙のルールなのだから、この認識が根付くと「沼る」のも時間の問題である。

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