友人の訃報を知る手段にも
X(旧ツイッター)上でも、「年賀状って素敵な文化でさ、年に一回も話さなかったり、疎遠になってたりあいつ元気かな? とかふと思い立った時でもあけおめっていうのを理由に連絡できたりするものなんだよね」といったコメントが投稿されている。
年賀状を送っていたからこそ、大事な知らせを受け取れる場合もある。
「もうここ数年は年賀状でしかやり取りしかしてない知人。そのご家族から葉書が届いた。訃報だった。去年明けて早々に亡くなられたと」
「年始に届いた、高校時代の恩師の訃報。大みそかに亡くなられ、年賀状を見た娘さんがメールを下さった『毎年頂く年賀状を何度も嬉しそうに眺め当時の話をしていました』と。もうやめようかと迷ったこともあったけど送り続けてよかった」
当事者しか連絡が来たかどうか確認できないメールやSNSと違い、郵送物である年賀状は家族でも簡単にみられる。本人が連絡できなくなったとき、年賀状の効力は発揮される。
(リサーチ班 大山雄也)