高須クリニック名古屋院院長の高須幹弥氏が2025年1月9日、YouTubeチャンネルに「中居正広氏について思うこと」との動画を公開した。
「まあ『またこの手の事件ね』って」
中居さんをめぐっては、トラブルが24年末に女性セブンや週刊文春で報じられ、25年に入っても続報が相次ぐと、テレビなどのレギュラー番組が次々に差し替えや放送休止になった。
中居さんは9日、公式サイトでお知らせを出し、トラブルを事実と認めた。
これまで中居さんに関する発言をしてこなかったという高須氏の元には、一部から「なんで中居について何も話さないんだ、おかしいんじゃないか」などとする声も寄せられていたという。
しかし、高須氏は「別に何も話すことがないから話さなかったわけであって......。別にそんなに興味がないっていうか、まあ『またこの手の事件ね』って」といった程度の関心だったと明かした。
「スポンサーとして番組の提供を買ったりとか、スポット(CM)を流したり」など、テレビ業界とのつながりが深い高須氏は、この手のトラブルはあまり珍しくないと受け止めている。テレビ業界、芸能界には様々な立場の人がいることから、「権力を持ってる人とか、立場上弱い人とか、弱みを握られてる人とかがいらっしゃる」。「本当に良くないことなんだけれど、本当に一部の女子アナの方とか、芸能人の方とか......性的な『上納システム』みたいなものね(存在する)」。
高須氏自身は「気持ち悪くて、一切こういうのには関わる気はないし、関わったこともない」としつつ、知らない話ではなかったとした。
他局でも「ある可能性は高いですよね」
今回のトラブルをめぐっては、週刊誌報道で「9000万円の示談金」が発生しているとされていることから「当然、口外禁止条項を示談書の中に入れてると思うんですよね」。「それだけ加害者の人から、被害者の方がですね、たくさんの慰謝料を取れるっていうこともあるんですよね」と説明。一方で、「被害の内容によっては、もう『9000万円っていう額でも物足りない』っていうことはありうるわけであって」とした。
テレビ番組で取り上げる機会が少ないことについては、「結局中居さんだけの問題じゃなくて」とした高須氏。「『フジテレビがこういうことをやってるんだったら、他の局もやってるだろうね』って。そういうことがある可能性は高いですよね」と推測した。
芸能界に蔓延する「愛人関係」にも言及
高須氏は実際に、芸能界における男女トラブルを目の当たりにしたこともあるという。
「やっぱり愛人関係っていうのもね、もうあからさまにやってる感じがありましたね」。「例えば女子アナの若手の方とか、女性タレントの方なんかがプロデューサーとずっと飲み会の間ね、ずっと一緒にいる。隣同士にくっついてるんですよね。で『この子本当いい子なんだよ』ってね。で、なんかすげえ仲いいなって思って後から他の人に聞くと『あの2人はもうずっとそういう関係なんだよ』、『愛人関係なんだよ』って」
芸能界だけでなく、医療界でもままあることだという。
「教授と秘書さんが公然の愛人関係だったりとか、あとは偉い先生と看護師さんがね、そういう関係だったりとか」。
高須クリニックではないとするも、美容クリニック業界では「『医者と受付の女性の愛人関係のペア』っていうのがすごく多くて」とした。美容クリニックでは歩合制を採用しているケースが多く、医師と受付の女性が愛人関係になることで、受付をする女性が仕事熱心になり、ペアで成績を伸ばすという例が多いとも説明した。
「不倫カップルなんだけど、あの2人がペアだとすごい売り上げてくれて、経営にとってはプラスなんで、このままでいいだろう」などと周囲が黙認するケースも多いとするも、高須氏は「そういうのは僕大嫌いで。僕はそういうの許さないんですけれど」とした。
今回の問題について「とんでもないことだとは思う」としつつ、「まあ、テレビ局とか芸能界っていう業界はね、そういうもんなのかなって思うんですよ」と諦め近い言葉も口にした。