「見覚えのない国際電話」それ、詐欺かも かけ直したら最後...犯罪グループに目をつけられる

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迷惑電話の識別や着拒できるアプリ活用を

   迷惑電話防止サービスを手がける会社「トビラシステムズ」(名古屋市)の2024年12月の調査によると、迷惑電話で最も件数の多かった国番号は「+1」だった。これは米国やカナダなどを示している。

   国番号別着信件数ランキング(2024年12月トビラシステムズ発表)の順位は次のようになっている。

(1)北米地域(米国、カナダ等)国番号(+1)国際ワン切り詐欺、架空料金請求詐欺、中国語の自動音声ガイダンス
(2)国際フリーフォン(着信課金電話番号) 国番号(+800)入国管理局をかたる自動音声ガイダンス
(3)フィリピン(+63) 架空料金請求詐欺
(4)英国(+44)国際ワン切り詐欺、オレオレ詐欺、架空料金請求詐欺
(5)コンゴ民主共和国(+243)国際ワン切り詐欺

   海外との通話が必要ない人は、固定電話・ひかり電話への発信や着信を無償で止めることができる。警察は「被害に遭わないように申し込みを」と窓口を紹介している。

●国際電話不取扱受付センター 電話0120-210-364(通話料無料)オペレーター案内は平日9時から17時まで、自動音声案内は毎日24時間。

   スマホ向けには、迷惑電話を識別したり着信を拒否したりする対策アプリがある。

   詐欺グループは「ワン切り」だけでなく、手を替え、品を替え、巧妙な手口を使ってくる。国際電話番号の末尾を「0110」にして警察になりすますケースも多発しているという。番号に見覚えのない国際電話がかかってきたら、まずは疑うことだ。

(ジャーナリスト 橋本聡)

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