「160以上の国が半年間にわたって、リングの中にずっと一緒にいる機会」
分断が深まる世界だからこそのリングの意義にも触れ、「160以上の国が半年間にわたって、リングの中にずっと一緒にいる機会は、あまり他では考えられない」。万博にはウクライナも出展を表明しており、
「そういった国々も含めて、そういった人と一緒になって、つながりの大切さみたいなもの、あるいは(万博のテーマが)『いのち輝く 未来社会のデザイン』」なので、命の大切さを一緒に考えてという意味で、すごく貴重な機会になるのでは」
などと述べた。
万博協会では開幕までに1400万枚の前売り券を販売したい考えだが、現時点ではその半分強にとどまっており、PRのあり方が課題だ。高科氏は10月13日まで続く会期の「前半」の訪問をアピールしていた。
「後半はかなりの人数が来られる可能性が高いと思っているが、前半の方が、おそらく比較的ゆっくり見ることができる」
具体的には、
「4月から5月、6月あたりの平日が特にいいと思っている」
そうだ。
報道陣は会場までバスで移動したが、公共交通機関の整備も進んでいる。今はコスモスクエア駅(住之江区)が終点の大阪メトロ中央線は、1月19日に新駅「夢洲駅」が延伸開業する。駅の出口と万博の東ゲートは目と鼻の先だ。
地下鉄以外にも、会場外の駐車場までマイカーで移動し、シャトルバスに乗り換える「パーク・アンド・ライド」や、主要駅からのシャトルバスが整備される予定だ。
(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)