移民のルーツに思いはせ「父が生きていてくれたら」 エマニュエル大使、離任会見で涙

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「父と祖父に誇りに思ってもらえると思う」

   「父が生きていてくれたら」とも述べ、大使としての活躍を父親に見せられなかったことを悔やんだ。さらに

「そして、米国とその理想に抱かれた私の家族の物語が、ここ日本で米国を代表する栄誉を与えてくれた。父と祖父に誇りに思ってもらえると思う」

と続け、涙をぬぐうようなしぐさを見せた。

   「中央公論」22年10月号のインタビューによると、父方の家族は、ポグロムが原因で、ウクライナのオデーサからイスラエル建国前のパレスチナに逃れた。その後、父親はイスラエル建国の地下活動に参加した。母方はウクライナの隣国、モルドバの出身で、祖父は10代前半に米シカゴに移住したという。

(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)

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