プロ野球日本ハムの新庄剛志監督(52)が2025年1月8日、ソフトバンクに移籍した元日本ハムで、前レッドソックス3Aの上沢直之投手(30)への思いを語った。
ソフトバンクは4年総額10億円規模の条件を提示
スポーツ紙の報道によると、メディア取材に対応した新庄監督は「2年間、彼と一緒にやって、ああいう決断を彼がして。ちょっと育て方が違ったのかな。ああいう決断をされたのはすごい悲しいし、一緒にやりたかった」などと語ったという。
上沢は昨オフ、日本ハムからポスティングシステムを利用して大リーグのタンパベイ・レイズとマイナー契約を結んだ。3月にボストン・レッドソックスにトレードで移籍。5月に大リーグデビューを飾るも、2試合の登板にとどまりマイナー落ちした。
その後、レッドソックス傘下の3Aウースターでプレーし、シーズンオフにフリーエージェント(FA)となった。
米国で野球を続けるのか、帰国するのか。その去就に注目が集まる中、上沢は日本球界復帰を決断した。
スポーツ紙などの報道によると、上沢をめぐり、古巣日本ハムとソフトバンクとの争奪戦となり、4年総額10億円規模の条件を提示したソフトバンクに軍配が上がったという。
「新庄監督がスパッと言ってくれたのが凄く嬉しかった」
上沢のソフトバンク入りをめぐり、インターネット上で大きな話題を集めた。
ポスティングシステムを使用して大リーグに挑戦するも、わずか1年で日本球界に復帰し、ライバル球団に入団したこともあり、Xでは批判的なコメントが多くみられた。
このような背景の中、新庄監督は初めて上沢について言及した。新庄監督のコメントは、インターネット上で大きな話題となり、新庄監督関連のワードがトレンド入りした。
日本ハムのファンもこれに反応し、Xでは「新庄監督めっちゃ怒ってるやん」「新庄監督の気持ちは怒りと言うより、やるせない気持ちだったんだろうなぁ」「ルール上間違ってないとは言え、 新庄監督の気持ちに同感してしまう」「新庄監督がスパッと言ってくれたのが凄く嬉しかった」「新庄監督、寂しすぎだろ」「新庄監督の言葉がすべてな気がします」「共感しかない」「しかし新庄監督が正しいと思う」などのコメントが寄せられた。
スポーツ紙の報道によると、新庄監督はシーズン中に上沢と対戦する際の心構えに言及。「とにかく負けない。彼が投げるときには、もうファンのために負けない野球はしていきたいですね」と語ったという。