「将大の存在はセ・リーグの各球団にとって嫌だと思う」
「(去年)最後に投げたということは、今年投げる準備もできているだろうし、なんせ(日米通算)200勝まであと3勝。このオフは、チームが代わるし気合を入れてやるだろう。モチベーションが高いところで入っていけるから、すごく頑張れると思う。パ・リーグからセ・リーグにきて、たくさん勝ったピッチャーは、俺を含めていっぱいいる。野球のちょっとした違いを感じながらやったら、そこそこ成績を残せると思う」
巨人はオフに元中日のライデル・マルティネス投手(28)を獲得。大勢投手(25)とともに強力なリリーフ陣が形成される。下柳氏はマルティネスの加入が、田中に与える影響が大きいとし、こう分析した。
「将大は7イニング投げればいいという形で、8回、9回は任せられるとなれば、まだそんなにスタミナは落ちていないだろうし、リハビリをしっかりやって去年投げて今年準備しているだろうから、将大の存在はセ・リーグの各球団にとって嫌だと思う。もともと力のある選手だけに、コンディション不良のために1年間ダメだったが、あれだけ長いこと投げていたら1年くらいあります。たまには。そこで調整して今年出てきたら、各球団、嫌だと思う」
巨人移籍にあたり、坂本勇人内野手(36)の存在が大きいと指摘した。田中と坂本は小学生時代、同じ野球チームに所属した仲だ。
下柳氏は「(巨人には)元チームメイトの坂本君がいるわけだから、(チームに)溶け込むのに何の心配もいらない。すんなり巨人で頑張れるんじゃないでしょうか」と期待し、最後に「将大頑張れ。楽天見返せ」と熱いエールを送った。
スポーツ紙の報道によると、田中は巨人の入団会見で「3勝で終わる気持ちはない。チームのためにひとつでも多くの勝利に貢献したい」などと語ったという。