プロ野球中日の元ヘッドコーチで野球解説者の片岡篤史氏(55)が2025年1月6日までにユーチューブを更新し、セ・リーグの24年シーズンを振り返った。
「バンテリンドームの場合は接戦だった」
片岡氏は、21年オフに立浪和義氏(55)が中日の監督に就任したことに伴い入閣。22年から2年間、2軍監督を務め、24年にヘッドコーチに就任した。
24年シーズン、チームは序盤の4月に単独首位に立つなど、好調な滑り出しだったが、中盤から失速。最後まで得点力不足に悩み、3年連続で最下位に終わった。
シーズン終了後、成績不振の責任を取って立浪監督が辞任し、片岡氏も退団した。
1軍のヘッドコーチとして24年シーズンを戦い抜いた片岡氏は、「こんな言い方をしたらすごくおかしいかもしれませんが」と前置きし、次のようにシーズンを振り返った。
「めちゃくちゃ強いというふうな、やっていて手も足も出ない、まったく歯が立たないということはなかった。どのチームでも。だから、そんなにぼろ負けということもなく接戦で。特にバンテリンドームの場合は接戦。追加点でもう1点というところで取れなかった」
「巨人には最後にホームランで決められたというゲームが結構あった」
中日が本拠地とするバンテリンドームは、セ・リーグの中で広い球場として知られる。その影響で、中日は投高打低の傾向にある。24年シーズンでいえば、チーム防御率2.99、478失点はともにリーグ4位で、373得点はリーグワーストだった。
このような状況を踏まえ、片岡氏は「今ふと思ったのが」と切り出し、こう続けた。
「例えば中日が1年間、神宮でホームでやってみたら、どうなっていたのかと思う。ヤクルトがバンテリンドームを本拠地にして1年間戦ったら、ピッチャーの防御率は間違いなく下がる。バッターの打率とホームラン数も下がる。これはどうにもならないことだけども、これ(本拠地)が逆だったら順位が変わったかなと思う」
ヤクルトの24年シーズンのチーム防御率3.64、556失点はともにリーグワースト。一方、103本塁打は、DeNAの101本を抑えてリーグトップだ。中日の68本塁打と比べ、35本上回った。
そして、リーグ優勝を果たした巨人について、「巨人とは接戦が多かった。最後にホームランで決められたというゲームが結構あった」と語った。
4年連続Bクラスの中日は、25年シーズンから井上一樹監督(53)がチームを指揮し、巻き返しを図る。
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) September 5, 2023
バンテリンドームで輝く長打力
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細川成也が21号弾
本拠地で11本目のホームラン
⚾#プロ野球(2023/9/5)
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