所得税をネットで申告「e-Tax」急増中 スマホ申告は6年前の36万人から502万人に

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すでに20年の歴史

   e-Taxの運用は2004年2月に名古屋国税局管内で開始し、6月に全国に拡大した。すでに20年の歴史を刻んでいる。

   ネット申告を進めるために「電子証明書等特別控除」が2007年度に創設された。ネットで申告すると5000円の「減税」である。その年のネット申告が18.4%だったのが、2010年には43.7%になった。4年間の特例だった。

   所得税申告の伸びに大きく貢献しているとみられるのがスマホ申告だ。2018年分から開始され、同年が36.6万人だったのが、2024年分は502.8万人、まだまだ伸びそうだという。

   国税庁はスマホ申告のさらなる拡充を計画している。

   国税庁のホームページの「確定申告書等作成コーナー」に「スマホ専用画面」を導入しているが、2024年度の申告から、所得税全ての画面をスマホ対応にする。また、スマホ用電子証明書に対応させ、マイナンバーカードをスマホで読み取らなくても申告書の作成、送信が可能とする。(Android対応で、iOSは2025年春からの予定)

(JCASTニュース リサーチ班)

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