ネリ戦のファイトマネーは10億円超え
井上の25年はどのような年になるのだろうか。金平会長は、こう予想した。
「もしかしたら25年は日本での試合が1試合になるかもしれない。ここで注目されるのは、対戦相手もさることながら、井上選手に巨額のファイトマネーが発生することになるだろうということだと思います。フェザー級に上げるのは当分先でしょうし、中谷選手と対戦するのも2026年以降になる。そうなると、井上選手のファイトマネーにスポットが当たると思います」
井上のファイトマネーは、スーパーバンタム級では破格とされる。
スポーツ紙の報道によると、東京ドームで開催されたネリ戦のファイトマネーは10億円を超えたという。そして、11月にサウジアラビア政府直轄のプロジェクト「リヤド・シーズン」とスポンサー契約を結んだことから、サウジアラビアでの試合で巨額のファイトマネーを得る可能性が出てきた。
金平会長は「プロなのでファイトマネーがフォーカスされるのは当然のこと」とし、次のように持論を展開した。
「12月22日にサウジアラビアのリヤドで行われたヘビー級タイトル戦でも両者のファイトマネーの総額が295億円ということで、大きな話題になりました。リヤドの興行は、このような大きな規模になり、当然、井上選手はどうなるのかと注目される。アメリカでの試合も、それなりのファイトマネーになると思うので、そこも注目されます」