日本は「助け合わない国」だった
海外で日本人は「シャイだ」とよくいわれる。遠慮しがちで引っ込み思案とみられている。世界各国の市民のふるまいを比べた英国の非営利組織の調査がある。「過去1カ月間に、助けを必要としている見知らぬ人を助けたか」とたずねた「World Giving Index」(2024年)だ。日本は「助けた割合」が24%で、142か国のうち下から2番目だった。残念なことに、「助け合わない国」とみられている。
ちなみに「トップ3」は82%のケニア、81%のバングラデシュ、同じく81%のナイジェリアの3か国。そのほか主要な国の割合をみると、米国76%、中国54%、英国55%、ドイツ57%、フランス38%、インド65%などとなっている。
あなたの助けを待つヘルプマークの人を見たら、遠慮せずに、声をかけよう。
(ジャーナリスト 橋本聡)