第101回箱根駅伝復路が2024年1月3日、神奈川・箱根町―東京・大手町の5区間109・6キロで行われ、青山学院大学が2年連続の総合優勝を果たした。
早大5区・工藤は「山の名探偵」
2日に行われた往路は、中央大学が1区・吉居駿恭(3年)の快走で首位に立つと、そのまま4区までトップの座を堅守した。
連覇を目指す青山学院大学は、1区10位と大きく出遅れた。首位の中央大学とは1分45秒差をつけられるも、4区で45秒差まで詰め寄り、さらに山登りの5区で若林宏樹(4年)が快走し逆転した。
往路を制した青山学院大学は、3日の復路で一度も首位を譲ることなくタスキをつなぎ、そのまま10区のアンカーが大手町のゴールテープを切った。
安定した力を発揮して連覇を達成した青山学院大学。今大会もさまざまなドラマがあったが、なかでも往路の5区、山登りがインターネット上で大きな話題となった。
「山の名探偵」と呼ばれる早稲田大学の5区・工藤慎作(2年)が、区間2位の快走。スポーツ紙によると、人気漫画「名探偵コナン」にちなみ「山の名探偵」と呼ばれるようになったという。