二階俊博氏「裏金」語らず「不出馬」選ぶ【2024年の「顔」ビフォーアフター】

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   自民党の派閥の政治資金パーティー裏金問題は、今も尾を引いている。2024年12月に入って突如、政治倫理審査会に出席して説明を行う自民党議員が続出。これを「パフォーマンス」と断じるメディアもある。

   一方で、政治資金収支報告書に多額の不記載がありながら説明せず、10月の衆院選に立候補しなかったのが、二階俊博氏だ。3月25日に開かれた不出馬表明の会見では、質問記者に「ばかやろう」と毒づく場面もあった。

  • 2024年2月20日、衆院本会議に出席した二階俊博氏(写真:つのだよしお/アフロ)
    2024年2月20日、衆院本会議に出席した二階俊博氏(写真:つのだよしお/アフロ)
  • 2016年、自民党本部で(編集部撮影)
    2016年、自民党本部で(編集部撮影)
  • 2024年2月20日、衆院本会議に出席した二階俊博氏(写真:つのだよしお/アフロ)
  • 2016年、自民党本部で(編集部撮影)

「年齢の問題?」問われ怒りの表情

   政治資金収支報告書への記載漏れや誤記載について、自民党が党所属の国会議員に対して実施し2月に発表されたアンケート結果によると、3526万円と最多だったのが二階氏だという。

   9月には東京地裁で、自身が率いた派閥(志帥会)の元会計責任者が政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪に問われた裁判の判決がでた。禁錮2年、執行猶予5年の有罪だった。

   この半年ほど前、二階氏は、元会計責任者が在宅起訴されたことについて会見で陳謝。その席で、次期衆院選に立候補しないと表明したのだ。

   不出馬について、記者から「ご自身の年齢の問題か」と問われた二階氏。怒りの表情で記者に「お前にもその年がくるんだよ」と答え、「ばかやろう」と吐き捨てた。

   10月の衆院選では、三男の伸康氏が和歌山2区から出馬するも落選。比例でも復活できなかった。

姉妹サイト