2024年12月29日の午前9時過ぎ、韓国南西部の務安(ムアン)国際空港で、韓国の格安航空会社(LCC)の旅客機事故が発生した。事故を起こしたのはタイ・バンコクから務安空港に向かっていた、チェジュ航空の7C2216便(ボーイング737-800型機)。
搭乗していたのは181人
韓国の聯合ニュースによると、事故機はいったん着陸を試みたが断念し、再び上昇して2度目の着陸で胴体着陸を試みて失敗。滑走路を離脱して外壁に衝突し、炎上した。乗客175人と乗員6人が搭乗していた。韓国消防によると、これまでに少なくとも120人以上の死亡が確認され、生存者2人が救助され病院に搬送された。助かった2人は機体の後部にいたという。消防は会見で「搭乗者のほとんどが死亡したと推定される」とした。
聯合ニュースは、事故機の乗客が、「離陸前にエンジンが数回止まった」旨を証言していると報道した。乗務員にその旨話すも「特に問題はない」といった様子だったという。その後、空港の問題により出発が1時間ほど遅れたというが、他の問題はなかったのだとした。
なお、航空機の位置を表示するウェブサイト「フライトレーダー24」によると、事故機は務安空港を拠点に、東南アジアや東アジア各地を結んでいた。28日には長崎にも飛来していた。