アイドルグループAKB48の柏木由紀さんが、2024年4月30日に東京・秋葉原の専用劇場で行われた公演をもってグループを卒業した。デビューから17年もの長きにわたって続けてきたAKBの活動に、別れを告げた。
これに先立つ3月16日に行われた卒業コンサートをJ-CASTニュースが取材している。「今のAKB」について本音を語っていた。
往時の勢いが失われる中で
柏木さんは06年、AKB48の3期生オーディションに合格。中学3年生で上京し、翌年にデビューした。この年、グループはNHK紅白歌合戦に「企画枠」で初出場。09年からは11年連続で選ばれた。
2010年代は姉妹グループを含めた「選抜総選挙」をはじめ、多くの話題を振りまいた「グループ黄金期」と言えるだろう。
ただ紅白の出場は2020年以降、途絶えている。グループを支えた人気メンバーは次々と卒業し、近年は往時の勢いにかげりも。そのなかで柏木さんはアイドル魂で、変わらずAKBを支えてきた。
前出の卒業コンサートで柏木さんは、今のAKBについてこんな胸の内を明かしている。
「私は17年間本当にいろいろなAKB48を見てきて、その中で活動してきましたが、どの時代も、その時のAKBが一番だと思ってやってきたし、私は今のAKB48が最強で最高だと、心の底から思っています」