「Progress or Out」(成長するか、退職するか)を掲げるA.T.カーニー
J‐CASTニュースBiz編集部は、調査を行なったオープンワーク広報担当者に話を聞いた。
――なぜ、コンサル会社が上位20社に7社もランクインしているのでしょうか。それほど社員の教育システムが充実しているということでしょうか。
広報担当者 コンサル会社の中途入社者によるクチコミからは、豊富な教育機会や研修プログラムが提供されていることや、特に若手社員のモチベーションをサポートする教育環境を評価する声が多く見られました。
転職者にとっては新しいスキルや知識を効率的に習得できるし、会社側からみると、早期の活躍が期待できるキャリアサポート手段となっています。たとえば、こんなクチコミが見られます。
A.T.カーニー「Progress or Out(成長するか、退職するか)を掲げている通り、個が成長できる環境と機会は整っている。コンサルタントのベーシックなスキルを育成するための研修が定期的に開かれ、研修動画もアーカイブされているため、いつでも見ることができる」(コンサルタント)
ボストン・コンサルティング・グループ合同会社「キャリアアドバイザーの上司が一緒にどうすれば成長できるか相談に乗ってくれる。人の成長をとても重視していて、オフィス全体で研修や教育が盛ん。客観的に自分の課題を認識し改善することが求められる」(コンサルタント)
ローランド・ベルガー「新卒であろうと中途であろうと1年目から重要なロールを任されることが多く、成長速度はかなり高い。また、『上から指示を出して若手はその通りの動く』という文化ではなく、『自分でまず考えてから、上にぶつけてみる』文化が強い」(コンサルタント)
マッキンゼー・アンド・カンパニー「人の成長にかなり注力している会社。定期的に実施されるグローバル研修、日本支社独自のコンサルスキル研修、プロジェクトメンバーが相互に成長に向けたフィードバックをし合う仕組みなど、よくできた仕組み・豊富なリソースを投入しており、結果としてコンサルタントの成長スピードは早い。特に若手に関して」(コンサルタント)