漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2024」で、史上初の連覇を達成したお笑いコンビ「令和ロマン」の高比良くるまさんが12月25日、インターネット上で自身らの「2連覇記念グッズ」が無許可で制作・販売されていると注意喚起した。
-
令和ロマンの公式YouTubeより -
連覇直後の令和ロマン。高比良くるまさんのX（＠kuruma_takahira）より
「よく見たらエバースもあったし『漫才』もあった」
令和ロマンのくるまさん、松井ケムリさんはM-1のファーストラウンドを850点で2位通過。最終決戦では審査員9人のうち5人から得票し、対戦相手の「バッテリィズ」と「真空ジェシカ」を下し、20代目王者に輝いた。大会の連覇は史上初だ。
くるまさんは25日、Xに【拡散希望】として注意喚起の投稿を行った。
「SUZURIで勝手に2連覇グッズを作ってるやつが現れた でよく見たらエバースもあったし『漫才』もあった、やりすぎだろ」
添えられた画像には、手書き風のフォントで「Reiwa Roman Two Times Champion」と書かれた黒いサコッシュ、今大会で注目を集めた「エバース」のコンビ名やメンバーの名前を使った「Evers Sasaki & Machida」のロゴ入りトートバッグ、「漫才」の文字の真ん中にピンマイクを挟んだ紫のスウェットのスクリーンショットが添えられていた。
いずれも無許可のグッズだといい、くるまさんは「買わないで！！！！！ @suzurijp も対応お願い！」と呼びかけた。なお、公式YouTubeチャンネルでも「【緊急】M-1連覇した直後ですが、かなり怒っています。【令和ロマン】」と題した動画で、このグッズに触れている。
「転売ヤー同様、ホントいやしいしダサい」
これらのグッズが販売されていたのは、オリジナルグッズ・アイテムの作成・販売を手掛けるウェブサービス「SUZURI」のサイトだ。
同サービスでは、画像データを登録するだけで、アパレルアイテムや雑貨などを1点から作成・販売することができる。
くるまさんの投稿から約1時間後、SUZURI公式Xはリプライで「こんにちは、SUZURIスタッフです。この度は規約違反のグッズにつきまして、お知らせいただきありがとうございます。該当のアカウントにつきましては販売停止措置を行いました。ご迷惑をおかけし大変申し訳ございませんでした」とし、対応を報告した。
くるまさんは「ありがとうございます！！！」とつづっている。
第三者による無許可のグッズ販売には「漫才師には1円も入らないやつよね？ 人の頑張りでお金稼ごうなんて酷い...」「くるまさんの言う通り、転売ヤー同様、ホントいやしいしダサい 即刻やめていただきたい」など、あきれる声が相次いだ。同時に「おお...SUZURIはちゃんとしてる...」「運営が有能ww」などSUZURI公式の対応の速さに驚く声も上がっている。