巨人入りの田中将大「復活」はいばらの道か 先発ローテ争いは熾烈、若手成長株も虎視眈々

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   巨人が2024年12月24日、楽天を自由契約になった田中将大投手と契約に合意したことを正式に発表した。25日には入団会見が行われ、背番号は「11」に決まった。

  • 田中将大投手(編集部撮影)
    田中将大投手(編集部撮影)
  • 田中将大投手(編集部撮影)

戸郷、山崎、グリフィン、井上の「先発4本柱」が躍動

   田中は日米通算197勝をマーク。2023年10月に右肘を手術した影響で、今季は1試合登板で未勝利に終わったが、球団はコンディションが上がり復活できると判断。

   最多勝に輝いた菅野智之が海外FA権を行使してオリオールズに移籍が決まったため、36歳右腕は投手陣のリーダー役としても期待がかかる。

   ただ、先発ローテーション入りへのハードルは楽天より高い。

   4年ぶりのV奪回を飾った巨人は戸郷翔征、山崎伊織、グリフィン、井上温大の4本柱に加え、横川凱、堀田賢慎、赤星優志、西舘勇陽ら若手成長株も先発定着を狙っている。

狭い球場が多いセ・リーグで適応するには?

   スポーツ紙記者は

「今年の田中の状況だったら、先発入りは厳しい。直球が走らないので変化球に頼る投球でカウントを悪くして、痛打を浴びていた。セ・リーグは狭い球場が多いので、少しでも甘く入ったらスタンドに叩きこまれる。全盛期のように力で押し込めないので、直球の質を磨かないと。復活はいばらの道だと思います」

と厳しい見方を示す。

   20年オフに日本球界復帰した際は複数球団による争奪戦となり、古巣の楽天復帰を決断したが、22、23年にリーグワーストの敗戦を喫するなど、4年間で計20勝33敗。力の衰えは隠せないが、新天地の巨人で復活できるか。

   幼なじみの坂本勇人とプロ19年目で初めて共闘する。日米通算200勝はゴールでなく、通過点に過ぎない。田中がマウンドで輝く姿を巨人ファンだけでなく、楽天ファンも待ち望んでいる。(中町顕吾)

姉妹サイト