「なんとか200勝してくれと思っていた」
そして、日米通算200勝まであと3勝に迫っている現状に言及。田中は楽天で通算119勝、ヤンキースで78勝を記録し、日米通算200勝が条件となる名球会入りが期待される。
元木氏は、「200勝までわずか。あと3勝でしょ。いってほしい。野球人として。200勝、250セーブ、2000本安打はそんな簡単にできるものではないすごい記録だから。なんとかあと3勝。200勝ぴったりでもいい。なんとか200勝してくれと思っていた」と語った。
巨人入りを熱望した大きな理由として、田中の同級生である坂本勇人内野手(36)の名を挙げた。田中と坂本は小学生時代に同じチームでバッテリー(坂本が投手で田中が捕手)を組んだ仲で、坂本は20年に2000本安打を達成し、名球会入りを果たしている。
元木氏は2人の関係について「なんといっても小学生からずっと一緒だった」として、こう語った。
「どっちが先に辞めるか僕は分からないですけど、辞めたときに花束を持っていくのは、あなたたちでしょと。本当に野球の基礎、楽しさを覚えた少年野球時代から、プロの超一流選手までになった。お互いのチームで辞める。そこで抱き合っている姿がすごく美しい。『これは絶対に取ってくれ』と思った」