300円のロッカーなら、400円に割り増すライブハウスも
有料ロッカーを無料で使う客がいるのは、他のライブハウスでも同様のようだ。
全国各地にライブハウスなどを展開する「Zeppホールネットワーク」も12月20日、取材に対し、コインロッカーで時々見かけることだとホール運営管理部が明かした。客層によって、多いときと少ないときがあるという。
「荷物をロッカーに入れて、カギをかけ忘れるお客様もいます。コインを入れたまま、カギがかけられていないケースもありますね。中には、お金の節約のために、空いたロッカーに荷物を置いたままにすることもあるかもしれません。別のお客様から空いたロッカーに荷物が入っていると聞いたときは、荷物を取り出してカウンターに保管しています」
スタッフは、不審物のチェックも兼ねて、カギが付いたままのロッカーを点検して回っている。荷物が放置されていたときは、そのままカギをかけて、カウンターでカギを保管するという。
Zeppのライブハウスでは、空いたロッカーに荷物を放置することについて、「不正利用になります」と掲示して知らせている。発見したときは、通常料金より割り増しした料金を支払ってもらっているとした。
「荷物が置いてあったロッカーには、貼り紙をして料金の支払いに来ていただきます。通常料金より高いため、納得できないお客様もいるかもしれませんが、不正利用になりますので、その抑止のために、例えば、300円のロッカーなら400円を支払っていただきます。ロッカーの大きさによって、料金は異なります」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)