「巨人に小林誠司は必要」球界OBが力説 プロテクト外れる可能性あるが...小林に望まれる「役割」

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    プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(66)が2024年12月19日にユーチューブを更新し、巨人の来シーズンの捕手起用法に私見を述べた。

  • 巨人の本拠地・東京ドーム
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「巨人は4人登録になるだろう」

    今オフ、ソフトバンクからフリーエージェント(FA)で甲斐拓也捕手(32)が入団。スポーツ紙の報道によると、巨人は甲斐に5年以上の複数年契約を提示したという。

    24年シーズンの巨人捕手は、大城卓三(31)、小林誠司(35)、岸田行倫(28)の3人が併用して起用された。25年シーズンは、甲斐が加入したことにより、4人がレギュラーを争うことになる。

    高木氏は近年の球界の捕手事情を踏まえた上で、25年シーズンの巨人捕手体制を、こう予想した。

    「甲斐、大城、小林、岸田。この4名は登録になると思う。普通の球団は(捕手が)3人登録から2人登録。阪神とかは2人登録。巨人の場合は、4人登録になるんだろうな。これをどう扱っていくか」

    このような状況の中、25年シーズンは甲斐が正捕手として起用されると指摘。そして、小林が置かれる立場と役割に言及した。

    「甲斐が主戦だとした場合、小林の立ち位置は3番手から4番手になる。小林は、甲斐がセ・リーグの特徴をつかむまで、必ず小林に聞くと思う。そういう相談役かなんかでいる。村田(善則)コーチという優秀なバッテリーコーチはいるが、生きたものを吸収していくという風になってくると、データは持っているかもしれないけれども、見ながらの呼吸というのは、小林は現役だけによいものを出してくると思う」

「小林は甲斐に惜しげもなく教えていくと思う」

    さらに、小林の人間性に触れ、こう続けた。

    「甲斐の横に小林。小林というのは、(試合に)出たいという欲よりも、勝つという欲の方が絶対強い。そうなると、それを承諾して、甲斐に惜しげもなく教えていくと思う」

    高木氏は、小林の存在を高く評価する一方で、今後の懸念にも言及した。スポーツ紙によると、甲斐の今シーズンの年俸は2億1000万円(金額は推定)で、人的または金銭の補償が発生するBランクとみられる。

    ソフトバンクが人的補償を選択した場合、巨人がプロテクトした28人以外の選手を獲得することが可能となる。野球ファンの間で、早くも人的補償が話題を集め、インターネット上で人的補償として小林の名を挙げる者もいる。

    今後発生する可能性のある「補償」問題について、高木氏は「このあと、人的補償になってくるけども」と切り出し、次のように持論を展開した。

    「(小林を)人的(プロテクト)から外している可能性もある。岸田は若いし、とっておきたい。バッティングも効くし。大城はファーストもキャッチャーもできる。小林は、俺は大好き。あの悲壮感のなさというのが。どんなピンチでも沈着冷静。どしっと構えられるキャッチャーというのが大好き。小林をプロテクトしなければ、取られる可能性もどうなんだろうな?」

    甲斐のFA移籍に伴う「補償」問題。ソフトバンクはどのような選択をするのか。今後の動向に注目が集まる。

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