元大阪府知事の橋下徹氏(55)が2024年12月19日、自身のXを更新。所得税の最低課税基準「103万円の壁」の引き上げ幅を巡って、与党を批判する国民民主党・玉木雄一郎代表(役職停止中)に対し、「国民民主だけで手柄を取りに行くのはダメでしょ」などと見解を述べた。
「国民は維新と歩調を合わせるべき」
橋下氏は19日、所得税の最低ラインを123万円に引き上げる方針を示した与党に反発する玉木氏の発言を報じた記事を引用し、「国民民主がいくら頑張っても、維新が教育無償化を実現して予算に賛成すれば国民民主の主張は終わり。国民民主は維新の主張にもっと配慮せなあかん」との見解を示した。
続く投稿では、「維新が自民と協議し始めれば、国民民主のキャスティングボートの力は一気に落ちる」とも。「維新と国民民主がタッグを組めば、キャスティングボートの力はより高まる。維新が動き出した今、国民民主単独では自民は動かないことを認識すべき」と述べた上で、日本維新と国民民主が連携すべきだと主張した。
その後、橋下氏が再びXを更新。「103万円の壁」を巡る玉木氏の与党批判の記事を引用した上で、「国民民主だけで手柄を取りに行くのはダメでしょ」と指摘した。「他の野党が交渉できなくなる。維新の高校教育無償化は約6000億円で実現。国民は維新と歩調を合わせるべき」との考えを示した。