秋篠宮家の長男・悠仁さまが筑波大学(茨城県つくば市)の生命環境学群生物学類に推薦入試で合格したと、2024年12月11日に宮内庁が発表した。これを受け、SNSではキャンパス内の設備などが整備されるのではと期待を寄せる声が上がっている。
実際にその可能性はあるのか。筑波大広報局は「現時点では何も決まっていない」としている。
道路の舗装や街灯の設置、トイレの洋式化などに期待する声
筑波大は都内に本部を置いていた東京教育大が全身。現在のキャンパスに「筑波大学」として実質的に開学したのは1973年のことだ。
悠仁さまが筑波大に入学すれば、学習院大以外に通う初の男性皇族になる。Xでは、皇族が通うことになるためキャンパス内の整備が必要ではないかとして、道路の舗装や街灯の設置、トイレの洋式化などに期待する声が上がった。
今もたびたびキャンパスを訪れることがあるという筑波大大学院の卒業生はJ-CASTニュースの取材に、筑波大の設備などについて、「ボロボロな個所は多い」と明かす。Xで舗装を望む声が上がっていた道路は、ガタガタしているのは速度超過防止ではないかとしたうえで、「それも古くなってきて全体的にボロボロに見えるかもしれない」と指摘した。
「従来より学生から様々な要望が寄せられている状況はあります」
一方で、古い建物では和式トイレが残っているかもしれないとしつつ、卒業生が使っていたエリアでは、在籍していた10年ほど前には洋式化が進んでいたといい、「徐々に作り替えが進んできている印象」とも明かした。
例えば筑波大施設部の公式サイトには、14年度中に改修された図書館や各棟の竣工写真が掲載されている。
J-CASTニュースが筑波大学に、悠仁さまの入学を機に大学の設備環境を整備する可能性はあるか尋ねたところ、広報局は17日、「現時点では何も決まっていないため、お答えいたしかねます」と回答した。
大学の設備などについて、「従来より学生から様々な要望が寄せられている状況はあります」としつつも、「具体についての回答は差し控えさせていただきます」とした。