ながらスマホの習慣化と、スマホ依存は別物
J‐CASTニュースBiz編集部は、調査を行なったモバイル社会研究所の石原昌さんに話を聞いた。
――LINEを利用している人、特に10代~20代では6、7割が歩きスマホや食スマホを行っていますが、スマホ依存の面で問題だと思います。歩きスマホは非常に危険だし、食事スマホもマナー上ひんしゅくを買う行為です。最近はラーメン店などでも「来店お断り」の貼り紙を出す店も出ています。
石原昌さん これらの行動が習慣化していることと、スマホに依存しているとは別だと考えています。とはいえ、周囲に迷惑をかけたり、事故などにもつながったりする可能性があるため、その場にあった適切な利用をしてほしいと考えています。
――特にLINEで利用頻度が高い人ほど、どの年代も「ながらスマホ」をする人が多いのはなぜでしょうか。同じSNSでもXやInstagramにその傾向があまり見られないのに。
石原昌さん LINEはXやInstagramと比べて、主にメッセージのやり取りという、コミュニケーションに利用することが多いSNSです。メッセージは自分発信だけではなく、相手からプッシュでも来ることから、LINEは利用頻度が高くなるほど、ながらスマホする人が多くなるのではと思います。