FA移籍甲斐拓也の人的補償、「捕手の補強が必要」 田尾安志氏が分析...「考えられるのは小林誠司」

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「あえて小林選手のことを考えれば、プロテクトをせずに...」

   巨人は24年シーズン、大城卓三(31)、小林誠司(35)、岸田行倫(28)らが併用で起用され、捕手は3人体制だった。25年シーズンは、ここに甲斐が加わり、阿部慎之助監督(45)の起用に注目が集まっている。

   田尾氏は巨人捕手陣の現状を踏まえ、「大城、岸田、小林。この3人が1軍のキャッチャーという印象が強い。その中に甲斐が入っていくとなると、誰かひとりがはじき出されるということになる。その1番手が小林になってくるという気がする」との見解を示した。

   同志社大学出身の田尾氏は、小林の大学の先輩にあたる。そのような関係から、小林に対して、こう助言した。

   「個人的な話になるが、小林選手には『1度他球団の飯を食うのもいいぞ』と言いたい。ジャイアンツでずっとやってきてもう35歳。ここから他球団でやるというのは厳しいかもしれないが、そういう経験を積むというのはこれから先、指導者になっていく場合にいろいろな勉強ができる。1球団だけで終わるのは、選手としては、選手冥利に尽きるが、その中だけでは見えないものもある」

   ソフトバンクが人的補償を選択するのか注目される中、スポーツ紙の報道によると、三笠杉彦GMは「今のところ決まった方針はありません。よく考えたい」と話すに留まったという。

   野球ファンの関心が高いFA移籍に伴う「補償」問題。田尾氏は「ジャイアンツがどう考えるかですけども、僕はあえて小林選手のことを考えれば、プロテクトをせずに、もしソフトバンクが取ってくるのであれば、1度ソフトバンクに入ってプレーしてもらいたい。そういう願望を持っている。そうすることが、彼にとって非常にプラスになると思う」と語った。

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