ベンチャー企業・スペースワンが独自開発した小型ロケット「カイロス2号機」の打ち上げが2024年12月18日11時に行われた。機体は空に浮上するも、その後「飛行中断措置」が取られた。
「科学技術は失敗があって初めて成功するんだ」
カイロス2号機は18日11時、和歌山県串本町のロケット発車場「スペースポート紀伊」から打ち上げられた。当初の予定では14日に打ち上げられる予定だったが、天候分析を行った結果、翌15日に延期。15日も天候分析の結果に基づき中止となり、18日に打ち上げられた。
24年3月に打ち上げられた初号機は打ち上げ直後に推進力不足のため自爆したが、2号機は無事に空へと打ち上げられたように見えた。しかし報道によると、その後「ミッション達成困難と判断し、飛行中断措置を行った」という。
国内初となる民間企業によるロケットでの小型人工衛星の軌道投入は、次回以降に持ち越しとなった。
SNSでは、打ち上げを見守ったユーザーらからの投稿が相次ぎ、「カイロス」「カイロス2号機」「ロケット」「打ち上げ失敗」といったワードが続々とトレンド入りしている。残念な結果ながら、着実なステップアップを応援する声が目立つ。
「惜しい、あんなに綺麗に上がったのに・・・けどこれを糧にまた頑張って欲しいです。がんばれ日本のロケット!」
「初号機は打ち上げ直後に爆発 それを今回目視をほぼ抜けきるまで飛んでくれたんだ 同じ『失敗』でも前回を糧に明らかに進化しているし、科学技術は失敗があって初めて成功するんだ 次も見守ろうぜ、頑張れカイロス!」
「スペースXなんかは、今年だけでも100回以上打ち上げていて、その中には当然失敗も多くあるわけで、失敗を積み重ねた先に成功があると考えれば、今回の打ち上げも無駄じゃない!」