靴下ブランド「靴下屋」の公式Xアカウント「Tabio靴下屋」が2024年12月16日に文書を公開し、不適切投稿について謝罪した。
「メッセージが上手く広がらない」
発端となったのは、あるXユーザーが、いまの技術力であれば破れないストッキングを作れるものの、買わせるために穴が開く生地にしているという可能性を指摘するポストを12日に投稿したこと。
これに対し、13日に靴下屋の公式Xが「何回も言うけど、『破れないストッキング』は都市伝説、陰謀論の領域です。作れるんなら作ってます」と反論した。
また、靴下屋公式Xは「工場さんもよく言います。『そんな繊維でストッキングとか靴下作ったら、指飛ぶで?』っと」「何回説明しても、『ストッキングを靴下ぐらいの耐久性にする』事も現在の技術では不可能で、『ストッキングに似た靴下』や『つま先がないストッキングレギンス』や『親指サック』を使うと耐久性が上がるよ というメッセージが上手く広がらない」と投稿していた。
その後も靴下屋公式Xは「何度も何度も言いますが」といった言葉を使って耐久性を求める人に対し肌色のタイツやストッキング感覚の靴下を推奨。しかしネット上では、一連の投稿に対し、女性ユーザーを中心に批判の声が集まっていた。
「弊社ガイドラインに反して、不適切な表現」
16日午前になり、靴下屋の公式Xは、運営会社・タピオの越智勝寬代表取締役名義での「従業員のSNSにおける不適切投稿に関するお詫び」という文書を公開し、13日の一連の投稿について、「本件に関して弊社で調査しましたところ、弊社ガイドラインに反して、不適切な表現が含まれた投稿をしていることが確認されました」と報告した。
今回の件について、タピオ株式会社は「弊社公式アカウントの投稿により、多くの皆さまにご不快な思いをさせてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪し、「今回皆さまからのご意見を真摯に受け止めるとともに、当該事案を重く受け止め、改めてソーシャルメディアに関するガイドラインの遵守と社員教育を進め、再発防止に努めてまいります」と表明していた。
なお、問題となった一連の投稿は16日時点で削除されている。